004-ld-07-020ご主人様のこだわりが詰まった、白を基調にした明るいリフォーム
約10年前にご両親が大手ツーバイフォーメーカーで、二世帯住宅として建てられたS様邸。先にお父様が亡くなられ、数年前にお母様も亡くなられて、S様のご家族だけで以前のまま、2階のキッチンを中心に暮らしていましたが、ご主人様が単身赴任から戻られたのを機に、大きなリフォームを行いました。
それまでフローリングや建具、家具まで濃いブラウンでまとめられていた色調をがらりと変更。天井、壁、床、建具まで白を基調にまとめ、明るい室内にしています。また洋室を和室に変更し、小上がりにすることで趣きのある空間を演出すると共に、床下を収納として、季節の物を仕舞う空間を設けるなど、さまざま工夫を凝らしています。2階は、キッチンだった部分を子供室へと変更し、子供たちにも使いやすい空間としました。
リビング・ダイニング
天井・壁・床からインテリアまで、白を基調にまとめられたS様邸。以前の暗い色調から明るくしたかったと言うご主人様がこだわられた空間。
テレビ周りの壁面には、タイルを貼って、凹凸をつけました。天井に埋め込まれた照明が照らし出す陰影が部屋の雰囲気を演出します。折り上げ天井のコーナーを丸くアールにしているのもご主人様のこだわり。
以前はビリングの横にはご両親の寝室など、2間がありましたが、手前の部屋は、家族みんなで使えるユーティリティースペースにして、奥の部屋は和室にしました。
1階のフロアに敷いているのは川島織物セルコン社製の厚さ3mmのビニルフロア材。既存のフローリングの上から貼ることができ、リフォームを手軽に行うことができます。
作り付けの家具は取り払いオープンな棚にして、キッチンを対面式にすることで、これまで壁の圧迫感もなくなり、明るい雰囲気になりました。
キッチン
奥様がこだわられたキッチン。以前の独立型から対面式にすることで家族の顔を見ながら、会話しながら、楽しくキッチンで家事ができます。キッチンは2階のものをそのまま持ってきて据え付けました。
以前より奥行きと前後も広げたので行き来も楽になったキッチン。収納も充実して使いやすくなりました。
和室
ご主人様がこだわられた和室。床面を高くすることで趣きを変えて、お客様のもてなしやちょっとくつろぐときに使います。
和室の壁面にもオープンの棚を設け、こちらにはご主人様が集めた酒器の「片口」を展示。
床面を上げた分、床下に収納を設けました。愛車のスタッドレスタイヤや長物のアウトドア用品などを仕舞います。
充実の収納機能
ウッドデッキ
リフォームを機に、ご主人様がご自身で、リビングの窓外に設けたウッドデッキ。通風を考慮した目隠しも設け、外からの視線を気にすることなく、くつろぎのひとときを楽しんでいます。
外観
ご主人様が作られたウッドデッキが大きく変わった外観
今回のリフォームでは、いろいろとこだわり、それが1つ1つ実現できて満足しています。和室の床下収納も、思ったとおりにできて、収納しづらかったタイヤがスッキリと片付いてよかったです。趣味の品々を飾る棚もあり、何気に毎日、目にすることができるのが、楽しい気分にもなります。私のことばかりのようですが、妻も、キッチンが使いやすくなったといっていますので、今回のリフォームを喜んでくれていると思います。
- 充実の収納機能
S様は多くのこだわりをお持ちで、それがはっきりとしていましたので、分かりやすかったのですが、正直、ちょっと苦労したところもあります。しかし、S様が喜んでいるのを見ると、苦労したのも忘れます。ご主人様の趣味の話では、いろいろとおもしろい話が聞けて、逆にそちらは楽しかったです。